ELASTOSIL® R plus 4305シリーズは、押出成形品の製造に適しています。 適切に硬化および付加硬化されたELASTOSIL® R plus 4305/50の加硫物は、食品接触用途に使用でき、BfRの「XV. シリコーン」およびFDA 21 CFR §177.2600「繰り返し使用されるゴム製品」の推奨事項に基づいて、抽出可能および揮発性物質に関する制限を考慮した上で使用に適しています。 USP<88>クラスVIおよびISO 10993の選択された試験に基づく生体適合性に関する書面は、要求に応じて提供可能です。
ELASTOSIL® R plus 4305シリーズは、過酸化物ではなく、白金触媒マスターバッチであるELASTOSIL® AUX Batch PT 1でのみ硬化させることができます。ELASTOSIL® R plus 4305シリーズとELASTOSIL® AUX Batch PT 1は、ロールミルで100:1.5の比率で均一に混合して頂きます。触媒の量を増やすと硬化が速くなりますが、ポットライフが短くなります。混合中は化合物を冷却するよう注意が必要です。均一な混合が必要ですが、ゴムの温度が30°Cを超えないようにしないと、焦げるリスクがあります。ELASTOSIL® AUX Batch PT 1を加えると、架橋反応が始まります。架橋の速度と程度は、保存時間と温度に依存します。23°Cではポットライフは約24時間です。触媒混合物を低温で保存することで、ポットライフを延ばすことができます。詳細については、最新のパンフレット「SOLID AND LIQUID SILICONE RUBBER - MATERIAL AND PROCESSING GUIDELINES」をご参照ください。