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ワッカー、in-cosmetics 2026にてパーソナルケア業界向け次世代バイオベース原料を発表へ

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 数十年にわたり、メイクアップ化粧品、ボディケアおよびヘアケア製品の処方開発者は、ワッカーのBELSIL®シリコーンを信頼してきました。そして今、このシグネチャーブランドに新たな仲間が加わります。ワッカーは、4月14日から16日までパリで開催される in-cosmetics Global において、新ブランド名 BELNEXT® のもと、2つのバイオベース原料を発表します。ヘアケア製品用に開発されたカチオン性乳化剤 BELNEXT® TAL 1840 M と、多用途のエモリエント BELNEXT® EMO FH2 です。



 今日のビューティー業界では、天然由来・バイオベース原料および環境に配慮した製造プロセスが、メーカーと消費者の双方にとって重要なテーマとなっています。ワッカーもこのトレンドに対応し、シリコーンベースの機能性有効成分からなる幅広いポートフォリオを、機能性バイオベース原料へと拡充しています。BELNEXT®ブランドのもと、同社は「生分解性」「天然原料」「低カーボンフットプリントを実現する持続可能な生産プロセス」という柱に基づいて開発された製品を提供します。これにより、処方開発者は新たな発想で製品開発に取り組むことが可能になります。

BELNEXT® EMO テスト
ワッカーの新しいカチオン性乳化剤 BELNEXT® TAL 1840 M は、パリで開催される in-cosmetics Global 2026 にて初披露されます。テアニンをベースとしたこの有効成分は、ヘアケア製品の処方向けに開発されました。
出典:ワッカー






in-cosmetics Global 新製品:BELNEXT® TAL 1840 M

 今年の in-cosmetics Global における新製品のひとつとして、ワッカーは次世代アミノリピドである BELNEXT® TAL 1840 M を紹介します。本製品は、ヘアケア製品の処方に適したカチオン性乳化剤です。主要成分はテアニンで、これは緑茶にも含まれるアミノ酸であり、食品サプリメントではリラックス効果や集中力向上効果で知られています。高い品質基準を維持し、事実上無制限のスケールアップを可能にするため、製造には発酵由来のテアニンのみが使用されています。

  BELNEXT® TAL 1840 M は、高度に安定した液晶相を形成し、そのラメラ構造によってエマルションの安定性を高めます。これにより、天然由来およびシリコーンベースのケア成分がより効果的に作用し、より多くの成分が毛髪表面に到達します。本乳化剤は、リンスオフ製品およびリーブオン製品の双方に適しており、効率性およびコンディショニング性能の両面で優れた性能を発揮します。例えば、低い有効成分濃度であっても、濡れた髪のくし通りが向上します。こうした特性により、コンディショニング性能が高まり、ブラッシング時の髪へのダメージリスクが低減されます。

 BELNEXT® TAL 1840 M は永久的な電荷を持たないため、第四級アンモニウム化合物(クオーツ)に代わる環境適合性の高い代替品となります。本製品は植物由来で、容易に生分解されます。

 

やさしさとサステナビリティを両立:BELNEXT® EMO FH 2

 ワッカーは in-cosmetics において、もうひとつの新製品 BELNEXT® EMO FH 2 も発表します。本製品は、発酵によって製造されたモノマーをベースとする非極性エモリエントです。最適化された分子構造により、非極性エモリエントでは課題となりがちな複雑な処方系にも容易に配合することが可能です。特に、エマルション中で非常に高い安定性を示します。試験の結果、本成分を配合した口紅は、大きな温度変化や最大50°Cの高温条件下においても、製品状態が良好に保たれることが確認されています。

 BELNEXT® EMO FH 2 は非常に汎用性が高く、スキンケア製品や日焼け止め製品、さらにシャンプー、コンディショナー、メイクアップ製品にも使用できます。各種エステル系原料、天然油脂および合成油脂との組み合わせが可能です。スキンケアおよびメイクアップ製品においては、非極性オイル特有の使用感に近い、ベルベットのようになめらかでシルキーな肌触りを付与します。また、顔料の分散性を高め、結果としてメイクアップや口紅処方の発色および色の均一性を向上させます。

 さらに、本成分は高いSPFを有する日焼け止め製品に不可欠な無機UVフィルターとも併用可能です。優れた伸展性により、高粘度処方であっても肌に容易に伸ばすことができます。
 また、新しいエモリエントはシャンプーおよびコンディショナーの処方にも使用できます。ヘアケア製品においては、BELNEXT® EMO FH 2 が毛髪表面に耐水性のシールドを形成し、湿気から髪を保護します。この防湿効果と光沢付与効果により、くし通りが向上します。コーミングテストによる測定では、必要な櫛通り力を最大70%低減できることが示されています。高湿度環境下においても、防湿シールド効果により、くせ毛の戻りが抑制され、スタイル保持性が向上し、髪型がより長く保たれます。こうした点において、BELNEXT® EMO FH 2 は同クラスの中でも最も効果的な有効成分のひとつです。

BELNEXT® EMO 口紅
ワッカーは in-cosmetics Global 2026 において、BELNEXT® EMO FH2 というさらなるイノベーションも発表予定です。このエモリエントは顔料分散性を向上させ、メイクアップおよび口紅処方における発色と色の均一性を高める重要な役割を果たします。最近の試験により、その効果が確認されています(写真右参照)。
左:BELNEXT® EMNO FH(1)配合処方
中央:ヒマシ油を用いた標準処方(2)
右:マカダミア油配合処方(3)
出典:ワッカー


その他の製品ハイライト

 in-cosmetics Global 2026 において、ワッカーはスキンケアおよびヘアケア向けの新処方および有効成分も紹介します。これらは、カスタマイズ性や多様なテクスチャーといった最新の消費者トレンドに対応するものです。中でも、汎用性の高い光沢付与剤 BELSIL® PF 23 や、コンディショニングシャンプー向けのアニオン性シリコーンエマルション BELSIL® DM 6013 が注目製品となります。

 昨年のグレイヘア向けケア製品に続き、今年はトレンドテーマであるカールヘアおよびウェーブヘアに焦点を当てます。ワッカーは、これらのニーズに応える複数のシリコーンベース配合処方を紹介する予定です。製品ラインアップは、栄養豊富なリーブインクリームから、カールを強調するスタイリングソリューションまで多岐にわたります。

関連サイト紹介

 

WACKER all set to unveil the next generation of bio-based raw materials for the personal care industry at in-cosmetics 2026   

Press Release:  BELNEXT_EN.pdf

ワッカーシリコーンについて

 ワッカーシリコーンは世界有数のシリコーンメーカーとして、2,800種類以上の高度に特化した革新的なシリコーン製品を製造しています。製品はシリコーンオイル、エマルジョン、シリコーンレジン、シリコーンエラストマー、シリコーンシーリング材から、シラン、シラン末端ポリマーそしてフュームドシリカまで多岐に渡ります。これらの製品は、最終製品の価値と性能を向上させることによりお客様にとって非常に大きな付加価値の可能性を提供しています。ワッカーシリコーンのシリコーンは自動車、建築、化学、医療技術、エネルギーとエレクトロニクス、製紙、繊維などの分野で使われています。

ワッカーケミー社:

 ワッカーケミー社は、約16,000人の従業員を擁し、年間売上高は約55億ユーロ(2025年)の世界的な化学会社。ワッカーは1914年に創業し、本社をドイツ・ミュンヘンに置いています。現在、世界27カ所に生産拠点を有し、その内訳はヨーロッパ10拠点、南北アメリカ9拠点、アジア8拠点です。最大の生産拠点はドイツ・ブルクハウゼンにあります。シリコーン、ポリマー、バイオソリューションズ、ポリシリコンの4つのビジネスユニットからなる。シリコーン部門は、世界有数のシリコーンメーカーであり、2,800種類を超える高度に専門化された製品を提供しています。製品ラインナップは、シリコーンオイル、エマルジョン、レジン、エラストマー、シーラントから、シラン、変性ポリマー、乾式シリカにまで及びます。これらの製品は、顧客の製品価値を高め、最終製品の性能や機能向上に大きく寄与しています。2025年、シリコーン事業部の売上高はグループ全体の売上の50%にあたる。

旭化成ワッカーシリコーン株式会社

1999年 (平成11年)10月1日、旭化成・ワッカーケミー社の合弁会社として設立。資本金は10.5億円(旭化成株式会社 50%、Wacker Chemie AG 50%)、従業員は約160名。事業内容は、シリコーンオイル、シリコーンエマルジョン、シリコーンレジン、シリコーンエラストマー、 高分散シリカ、シラン等の製造・開発・販売。

東京本社 
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 〒300-4522 茨城県筑西市向上野1500-3 つくば明野工業団地

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