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気候中立型シリコンの実現に向けたワッカーの取り組み

sustainability

ノルウェー・ホラにある金属シリコン工場の買収により、当社はサプライチェーンを拡充し、原材料の安定供給に向けた重要な一歩を踏み出しました。本工場は2010年よりワッカーグループの一員として稼働しています。
冶金グレードのシリコンは、シリコーンおよび高純度多結晶シリコンの製造に不可欠な、当社の最重要原材料の一つです。

現在、当社が必要とする金属シリコンの約4分の1は、ホラ工場で生産されています。生産されたシリコンは、当社専用の桟橋から貨物船でドイツへ輸送され、主にブルクハウゼンおよびニュンヒリッツの拠点において、シリコーン製品の製造に使用されています。
本工場の取得により、当社は冶金グレードシリコンにおける世界市場への依存度を大幅に低減することができました。

最初の一歩が、その後の道筋全体を決定します。この原則は化学の分野にも当てはまります。
シリコンからは、マイクロチップや太陽電池モジュールをはじめ、さまざまな種類のシリコーン製品など、数千におよぶ製品が生み出されています。バリューチェーンの起点においてCO₂排出量を低減することは、そこから生まれるすべての製品のカーボンフットプリントに大きな影響を与えます。
ワッカーは、3つの具体的な施策を通じて、気候中立型のシリコン・バリューチェーンの実現に向けて着実に歩みを進めています。

Plant in Holla, Norway.

ノルウェー・ホラの工場

 ノルウェー・ホラにある当社工場の中をご案内します。

巨大な炉の中では、石英として知られる天然の二酸化ケイ素が、炭素とともに処理され、冶金グレードのシリコンへと転換されます。

2025年3月、ワッカーはバイオカーボンの長期供給契約を締結しました。本契約は、適格性評価プロセスの完了など、合意された要件が満たされ次第、発効する予定です。

※バイオジェニックカーボンの活用に関する詳細はこちらをご覧ください。

ワッカーは、自社プロセスの一つにおいて、二酸化炭素(CO₂)を分離・除去するアミンスクラビング法の実証を行いました。2024年6月末に試験キャンペーンは成功裏に完了し、95%を超える高い分離率を達成しています。
今後の実装に向けては、ワッカーから供給されるCO₂の利用を希望する顧客の存在に加え、本プロセスを事業として成立させるための規制枠組みの整備が求められています。

※カーボンキャプチャー・パイロットプロジェクトに関する詳細はこちらをご覧ください。

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